『今後の新アリーナ事業』調査特別委員会に期待します
豊橋市議会の「多目的屋内施設及び豊橋公園東側エリア整備・運営事業」等に関する調査特別委員会において、新たに「新アリーナ事業を生かしたまちづくり」を調査事項に追加する方針が示されました。
新アリーナ事業生かしたまちづくりを~豊橋市議会調査事項追加の方針/地域活性化への関与姿勢鮮明に~(東日新聞R8.6.13)
これは、これからの事業運営を考えるうえで、とても大切な視点だと感じています。
私は以前のブログでも、新アリーナ整備事業に関する追加負担について書きました。
住民投票の結果を受け、事業は前に進むこととなりました。
だからこそ、これから必要なのは、賛成・反対の分断を続けることではなく、責任は責任として検証しながら、これからの豊橋にとってより良い事業にしていくことだと思います。
その意味で、特別委員会の調査事項に「まちづくり」の視点が加わることは、大変重要です。
アリーナは、建てて終わりの施設ではありません。
完成後、30年、40年と地域とともに運営していく施設です。
だからこそ、行政、議会、事業者だけでなく、自治会、商工関係者、発展会、周辺住民、市民団体などが同じテーブルにつき、期待と不安の両方を共有する場が必要です。
「新アリーナをどう造るか」から、「新アリーナをどう生かして豊橋を良くするか」へ。
議論の段階を一つ進めることに、私は期待したいと思います。
委員会運営について感じたこと
また、ネット上では「新しい豊橋としての意見はなかったのか」といった趣旨のコメントも見かけました。
この点について、私も改めて委員会の動画を確認しました。
委員会には、委員会としての進行ルールがあります。
今回も、期数の少ない議員から質疑を始め、挙手がなければ次の期数の議員へ進むという流れで運営されていました。
その中で、すでに自分の順番を過ぎた後に手を挙げ、議事がとまるシーンがありました。※豊橋市議会YouTube
これは、期数が少ないから発言できないとか、小会派だから意見が言えないという話ではなく、委員会全体の公平性を守るためのルールです。
もちろん、どの会派、どの議員であっても意見を持つことは大切ですし、発言の機会は尊重されるべきです。
しかし、ルールを踏まえずに発言機会を求め、それが認められなかったことをもって「意見しづらい」「居心地が悪い」と受け止められるような発信につながるのであれば、同じルールの中できちんと質疑をしている他の議員の皆さんが少し気の毒だとも感じました。
議会は、それぞれの立場や考え方の違いがあるからこそ、ルールに基づいて議論を積み重ねる場です。
大切なのは、誰が言ったかではなく、何を議論し、どのように市民の利益につなげるかです。
これからの事業運営こそ丁寧に
新アリーナ事業については、これまで多くの対立や混乱がありました。
だからこそ、これからの事業運営では、市民に対して丁寧に説明し、議会としても厳しくチェックしながら、より良い形にしていく必要があります。
今回の調査事項の追加が、単なる形式的なものではなく、豊橋の未来に向けた実質的な議論につながることを期待しています。
そのための議会の調査、行政の説明、事業者の取り組み、そして市民との対話を、これからもしっかり注視していきたいと思います。