2027年4月の豊橋市議選はどう動く?
定数36をめぐる各会派・新人候補の現在地
地域を回っていると、最近、市民の皆さんから、
「今度の豊橋市議会議員選挙は、どんな感じになりそうですか?」
と聞かれる機会が増えてきました。
現時点では、まだ正式に立候補を表明していない方も多く、選挙の全体像が固まったわけではありません。
しかし、市内では、現職議員の勇退や県議選への挑戦、元職の再挑戦、新人候補の動きなど、少しずつ情報が聞こえ始めています。
そこで今回は、令和8年7月現在、私が地域を回る中で耳にしている情報や、現時点で把握している範囲を整理し、皆さんの参考になればとの思いで、2027年4月の豊橋市議会議員選挙を展望してみたいと思います。
今回の統一地方選挙は、今後の豊橋市議会の構成を決めるだけでなく、その先にある次期豊橋市長選挙に向けても、大変重要な選挙になると考えています。
豊橋の将来について、政策の方向性を共有できる候補者を支援し、新たな市議会議員を誕生させていくことは、次の豊橋市政をつくる上でも大きな意味があります。
私自身も、地域の声を市政に届け、豊橋の発展に向けて共に行動できる人材を、市議会へ送り出していきたいと考えています。
なお、新人や無所属で立候補に向けて動いている方の中には、私が名前まで把握している方もいます。
ただし、ご本人から正式な公表がない場合は、この記事では氏名を伏せさせていただいています。
また、立候補、勇退、政党公認などについて正式に発表されていない情報は、今後変更される可能性があります。あらかじめご了承ください。
2027年4月に豊橋市議選
現在の豊橋市議会議員の任期は、令和9年4月30日までです。
そのため、来年の令和9年、2027年4月には、豊橋市議会議員選挙が予定されています。具体的な選挙日程については、今後正式に決まります。
豊橋市議会の定数は36人です。
前回、令和5年4月の豊橋市議選には、定数36人に対して48人が立候補しました。
今回も、現職に加えて元職や新人の動きが活発になりつつあり、激しい選挙になります。
現在の豊橋市議会の構成
現在の豊橋市議会は、次のような会派構成となっています。
- 自由民主党豊橋市議団 18人
- 公明党豊橋市議団 5人
- 新しい豊橋 4人
- 日本共産党豊橋市議団 3人
- まちフォーラム 3人
- みらい市民 1人
- とよはし みんなの議会 1人
- 豊橋維新の会 1人
合計36人です。

自民党系は18議席を守れるか
単独過半数となる19議席も視野に
現在、自由民主党豊橋市議団には、次の18人が所属しています。
田中敏一、尾崎雅輝、本多洋之、鈴木智子、小林憲生、土屋祐司、伊藤哲朗、石河貫治、山本賢太郎、近藤修司、川原元則、松崎正尚、市原享吾、小原昌子、向坂秀之、伊藤篤哉、坂柳泰光、古関充宏の各議員です。※市ホームページ会派表の順番で記載しています。
私が市内で耳にする声では、田中敏一議員と向坂秀之議員について、今期限りで勇退するのではないかとの見方があります。
ただし、現時点でご本人から正式に表明されたものではなく、今後の動向を見守る必要があります。
一方、新人として、26歳の鈴木一希さんが準備を進めているとの情報があります。
仮に2人の現職が勇退し、新たな候補者2人が議席を獲得できれば、現在の18議席を維持することになります。
しかし、豊橋市議会で単独過半数を得るためには、19議席が必要です。
自民党系が現在の18議席を守ることができるのか。
さらに1議席を上積みし、単独過半数を獲得できるのか。
新人候補の浸透や候補者同士の票の配分を含め、大きな勝負になるでしょう。
※自由民主党は、私が所属してた時代には、新人候補者には推薦や公認をだしません。選挙戦前後から自民党豊橋市議団への勧誘が始まります。
まちフォーラムは3議席を死守できるか
民主党系の会派である「まちフォーラム」には、及部克博、久保大司、星野隆輝の3議員が所属しています。
このうち1人が、市議会議員から県議会議員へステップアップするとの情報があります。
県議選への挑戦が実現すれば、市議選では現職が1人減ることになります。
まちフォーラムとしては、後継候補を擁立し、減る1議席を補いながら、現在の3議席を死守できるかが大きな焦点です。※3人以上の会派は、議会運営委員会へ参加できるため大きい
労働組合などの組織力を生かし、現職から後継候補へどこまで支持票を引き継ぐことができるのか。
県議選と市議選を一体的に戦う体制づくりも重要になります。
共産党は3議席を維持できるか
日本共産党豊橋市議団は、鈴木みさ子、齊藤啓、中西光江の3議員です。
共産党にとっては、現在の3議席を維持できるかが最大の焦点となります。
特に、体調面を心配する声も聞かれる齊藤啓議員が、次の選挙に向けてどのような判断をするのかによって、選挙戦の構図は大きく変わる可能性があります。
もちろん、正式な出馬表明がない現段階では、今後の発表を待つ必要があります。
仮に候補者が交代する場合、これまでの支持票を後継候補へどこまで引き継げるのか。
また、3人の候補者に票をバランスよく配分できるのかも重要です。
候補者を3人そろえることができるのかも含め、3議席を死守できるか注目されます。
公明党は5議席を守れるか
公明党豊橋市議団には、尾林伸治、梅田早苗、井上豪史、水野恵、宍戸秀樹の5議員が所属しています。
公明党は、これまでも強い組織力と候補者間の票の配分によって、安定した選挙を進めてきました。
一方、今回は政党公認候補や無所属新人の増加も予想されます。
国政における政党への評価や投票率の変化(衆議院議員では、立憲+公明=中道)も、市議選に影響する可能性があります。
現在の5議席を当然のように維持できる選挙ではなく、これまで以上に丁寧な活動が求められるのではないでしょうか。
公明党が5議席を死守できるかも、今回の大きな注目点です。
「新しい豊橋」は4議席を維持できるか
「新しい豊橋」には、菅谷竜、諸井菜々子、山口倫世、寺本泰之の4議員が所属しています。
この4人は、特定の校区や地元だけを中心にするというより、市内全域から幅広く票を集める選挙スタイルだと私は見ています。
市内全域を対象とする選挙には、広く支持を集められる可能性がある一方で、候補者同士の支持層が重なりやすいという難しさもあります。
4人の中で票が偏った場合、全員当選が難しくなる可能性もあります。
それぞれの個性や政策を明確にしながら、支持票をどのように分けていくのか。
「新しい豊橋」が現在の4議席を死守できるかも注目されます。

日本維新の会は1議席から3議席を目指す
現在、豊橋維新の会は山田隆司議員1人です。
日本維新の会は、次の市議選で合計3人の当選を目指していると聞いています。
新人の女性候補1人はすでに決まっており、残る1人の候補者選定を急いでいる状況です。
現在の1議席から3議席へ増やすことができれば、豊橋市議会における維新の存在感は大きく高まります。
ただし、補欠選挙と、36議席を争う統一地方選挙では、候補者数も票の流れも大きく異なります。
政党の看板だけでなく、それぞれの候補者が地域に入り、どれだけ地道な活動を積み重ねられるかが問われます。
また、3人の候補者に票をどのように配分するかも、全員当選に向けた大きな課題になるでしょう。
参政党は1人擁立で議席を獲得できるか
参政党の動向も注目されます。
前回の令和5年4月の豊橋市議選では、参政党公認候補が立候補しましたが、議席獲得まであと一歩及びませんでした。
次の市議選で参政党が公認候補を1人に絞って擁立した場合、政党支持票を1人の候補者に集中できることは、大きな強みとなります。
全国的な政党の勢いや知名度が、豊橋市議選でどの程度の得票につながるのかも注目されるところです。
一方、市議会議員選挙は、政党の名前だけで当選できるほど簡単ではありません。
候補者本人が地域に入り、どれだけ市民との接点をつくり、個人としての支持を積み上げられるかが重要です。
前回の支持票に、政党の伸びと候補者本人の地域票を上積みできれば、当選圏に入る可能性は十分にあります。
参政党が候補者を1人に絞り、豊橋市議会で初めての議席を獲得できるのか。
今回の選挙における注目点の一つです。
無所属・元職・新人の動きも活発に
無所属では、現時点で私が把握している中でも、元議長の堀田伸一さん、前回の補欠選挙に出馬した伊藤健一さん、服部靖夫さんの名前が挙がっています。
いずれも過去の選挙経験があり、一定の知名度や支持基盤を持つ候補者です。
さらに、新人として、私が把握しているだけでも5人ほどが、立候補に向けた動きを進めているとの情報があります。
そこには、私の政治塾「豊橋未来」の塾生も含まれています。
経歴も、歯科医師、会社員、公務員など、多岐にわたっています。
ただし、名前まで把握している候補者であっても、ご本人から正式な立候補表明がない場合は、この記事では氏名の掲載を控えています。
今後、正式な立候補表明が増えれば、候補者数はさらに多くなる可能性があります。
政党や大きな組織を持たない候補者にとっては、地元での信頼や地域活動の実績、本人の知名度が大きな勝負となります。
元職や無所属新人がどれだけ票を集めるかによって、現職議員の当落や全体の当選ラインも大きく変わってくるでしょう。
豊田八千代議員は一般選挙を勝ち抜けるか
一人会派「みらい市民」の豊田八千代議員は、令和6年11月の補欠選挙で当選し、市議会へ復帰しました。
一方、近年の統一地方選挙では落選が続いています。
補欠選挙は、候補者数や有権者の投票行動が通常の市議選とは異なります。
36人の当選者を選ぶ統一地方選挙で、補欠選挙の結果を再現できるかは分かりません。
現職としての活動や実績を、限られた期間の中でどこまで市民に伝えられるか。
補欠選挙での当選を、一般選挙での再選につなげることができるかが注目されます。
古池もも議員は3期目に向けて安定か
一人会派「とよはし みんなの議会」の古池もも議員は、これまでの選挙で安定した強さを見せています。
特定の大きな組織だけに依存するのではなく、市内全域から幅広く支持を集める力があり、現時点では3期目に向けても有力な位置にいると見ています。
議会活動や情報発信を含め、独自の支持基盤を築いていることも強みです。
もちろん、同じように市内全域から票を集める女性候補や無所属新人が増えれば、票の流れに変化が生まれる可能性はあります。
それでも、これまでの実績を踏まえれば、3期目の当選に向けて安定した強さを誇る候補者の1人と言えるでしょう。
れいわ新選組の今後の動向
前回の市議選では、れいわ新選組の公認候補が議席を獲得しましたが、現在は会派「新しい豊橋」に所属しています。
れいわ新選組については、党執行部の今後の動きにより、地方選挙への対応も変わってくる可能性があります。
豊橋市議選に新たな公認候補を擁立するのか。
それとも、今回は候補者を擁立しないのか。
候補者を立てる場合には、前回の選挙でれいわ新選組に集まった票が、どの候補者に流れるのかも注目されます。
現時点では流動的な部分が多く、今後の党の動向を見守る必要があります。
私の地元、岩田・豊地区からも後継者を
私の地元である岩田・豊地区からも、次の世代を担う後継候補者を1人出す予定です。
市議会議員選挙では、市全体を見渡す政策や視点が必要であると同時に、それぞれの地域の声を市政に届ける役割も重要です。
地域の課題や要望を丁寧に聞き、地元と市役所、市議会をつなぐ人材を育てていかなければなりません。
候補者については、今後、適切な時期にお知らせできればと考えています。

今回の選挙は「候補者の数」だけでは読めない
現在の豊橋市議会では、自民党系が18議席を持ち、議会のちょうど半数を占めています。
自民党系が19議席を獲得し、単独過半数となるのか。
それとも、まちフォーラム、共産党、公明党、新しい豊橋が現有議席を守り、維新や参政党、無所属の新人が議席を増やすのか。
現時点でも、現職の勇退や県議選へのステップアップ、元職の再挑戦、多様な経歴を持つ新人の動きなど、さまざまな情報が聞こえてきます。
政党公認候補が増える一方で、地域に根を張った無所属候補がどこまで票を伸ばすかも、大きなポイントとなります。
ただし、選挙は候補者の人数だけで決まるものではありません。
地域での活動、政党や組織の力、候補者同士の票の配分、投票率、そして選挙直前の市政や国政の状況によって、結果は大きく動きます。
立候補予定者が出そろうまで、選挙の全体像を正確に読むことはできません。
来年4月の市議選は、単なる議席争いではありません。
これからの豊橋を誰に託すのか。
どのような考え方を持った議員を、市議会へ送り出すのか。
そして、その先の豊橋市長選挙に向けて、どのような政策の方向性を持つ市議会をつくっていくのか。
豊橋の将来を左右する、大切な選挙になります。
今後も、新たな動きや正式な発表があり次第、豊橋市議選の展望をお伝えしていきたいと思います。
また、次回は機会があれば、同じ統一地方選挙で行われる愛知県議会議員選挙についても、現在の動向や今後の展望を整理して記載したいと思います。