豊橋競輪って、誰が運営しているの?市への利益も分かりやすく解説
豊橋競輪について、
「そもそも誰が運営しているの?」
「売上は豊橋市にどれくらい入るの?」
と聞かれることがあります。
今回、YouTubeでも豊橋競輪の歴史や、市への利益還元についてお話ししました。
豊橋競輪を運営しているのは豊橋市
豊橋競輪は民間企業ではなく、豊橋市が主催する公営競技です。
売上や運営費などは、市の一般会計とは分けて「競輪事業特別会計」で管理されています。
豊橋競輪場は、1949年(昭和24年)に開設されました。中部地方で最初に開設された競輪場で、70年以上の歴史があります。
売上の25%が、そのまま市の利益になるわけではない
競輪の車券が100円売れた場合、約75円は的中した人への払戻金となり、残りの約25円が主催者側の粗収入になります。
ただし、この約25円から、
- 選手への賞金
- JKAへの交付金
- レースの開催経費
- 広告宣伝費
- 施設の整備費
などを支払います。
そのため、「売上の25%がそのまま豊橋市の利益になる」ということではありません。
豊橋市に、いくら還元されたのか
豊橋市の公表資料によると、令和6年度は、車券売上が約354億5,000万円、単年度収支は約19億3,000万円の黒字でした。
そのうち、10億2,000万円が一般会計に繰り出され、小中学校の環境整備などに活用されています。
売上に対する一般会計への繰出金の割合は、約2.9%です。
つまり、豊橋競輪の利益は、学校整備などを通じて市民生活にも還元されています。
一度は廃止の危機も
豊橋競輪は、売上の低迷などから、2002年に当時の市長が廃止を表明したことがあります。
しかし、選手や従事員、関係者による存続運動などを受け、廃止は撤回されました。
現在では、インターネット投票やミッドナイト競輪など、新しい開催方法を取り入れながら収益を確保しています。
本物のお客さんが主役の「好きにしりん」
豊橋競輪では、広告にも独自の工夫があります。
2024年から始まった「好きにしりん」ポスターでは、タレントではなく、実際に豊橋競輪場を訪れているお客さんを主役に起用しています。
お客さんの競輪観や人生観を、そのまま言葉にした個性的なポスターです。
このポスターを題材にした動画「実録!豊橋けいりん」の総集編は、第79回広告電通賞の「準名古屋地区広告賞」を受賞しました。
広告電通賞は1947年に始まった、日本で最も歴史のある総合広告賞です。今回は全国から1,345作品の応募があり、入賞は64作品。その中で、豊橋市は全国の自治体で唯一の入賞となりました。
市民への還元が見える競輪事業に
豊橋競輪は、公営競技である以上、依存症対策や適正な利用を徹底することが大前提です。
その一方で、競輪事業によって生まれた利益が、学校整備などの市民サービスに活用されていることも、もっと分かりやすく伝える必要があると思います。
長い歴史の中で廃止の危機を乗り越え、今では広告でも全国的な評価を受けるようになった豊橋競輪。
今後も、収益の使い道を市民に丁寧に説明しながら、豊橋の財政と地域のにぎわいに貢献する施設であってほしいと思います。
※車券の購入は20歳になってから。競輪は無理のない範囲で楽しむことが大切です。